日本【婦人画報】「台湾の人々が最も住みたい」台中で「最も食べたい」もの
気候が穏やかで、生活リズムもゆっくり、美食もあり、足を延ばせば温泉も楽しめる──。いま、「台湾の人々が最も住みたい街」と呼ばれる街・台中。ミシュランガイドをはじめ、世界の美食家たちが注目する都市のひとつである台北の影響を受けつつ、郷土料理のさまざまな要素を再構築しながら、新たな料理を模索するシェフたちが活躍している台中グルメから、とっておきのお店をご紹介します。
台湾の素材が生きるイノベーティブ料理
ディナー終了後に自ら車を飛ばし、基隆(キールン)や宜蘭(ギラン)の漁港まで買い付けに行くオーナーシェフのマックス・ツォンさん。台湾各地の生産者と交流を重ね、地産地消を大切にしています。その料理はジャンルを越え、台湾各地の食材を使ったフレンチ&イタリアンへ、マックスさんの閃きによって手法を凝らしつつ素材は姿を変えてゆきます。
台中でコラボディナーを開催したとき、マックスさんの『地元の最高の食材を手に入れることが、最高の料理を作る絶対条件』という信念に感銘を受けました」とこちらのお店を推薦してくださった、京都「Bini」シェフの中本啓介さん。
どの料理も華やかな見た目で、素材の味わいが際立ち、台湾が豊饒な土地であることを感じさせてくれます。よりよい空気と環境を求め2015年に台北から台中へ移転しましたが、いまも台北時代の多くのゲストが訪ねてくるそうです。
forchetta(フォルケッタ)
住所/台中市西屯區惠中七街36號2F
電話/04-2255-8111
営業時間/12時~14時30分、18時~21時30分
定休日/不定休
ランチコース1,700元~、ディナーコース2,480元~(ともにサ別10%)
https://www.forchetta.com.tw/
撮影=久間昌史 取材・文=竹中式子 『婦人画報』2019年9月号より
1元(ニュー台湾ドル NTD)=約3・49円(2019年7月12日現在)※掲載された情報は、2019年7月時点のものです。休業日や各種価格やサービス内容は変わることがあります。訪問の際は、事前に最新情報をご確認ください。